専門家の解説とともに解体ショーは行なわれた。写真や動画によると、子どもたちはショックを覚え、顔を覆い、目を背けようとした模様。
9ヶ月間冷凍されていた猛獣の内臓を白日のもとにさらす行為に異論はあろうが、目的は何しろ教育と啓蒙にあるということだ。一種の解剖学教室である。
動物愛護団体や居合わせた人から批判の声が上がった。
© AP Photo / Ole Frederiksenデンマークの動物園、子どもたちのためにライオンを公開解剖
デンマークの動物園、子どもたちのためにライオンを公開解剖
© AP Photo / Ole Frederiksen
動物園は既に3頭のライオンを殺害している。新しい家を見つけられなかったためという。
昨年コペンハーゲンの動物園は論争の的になった。子どもを含むオーディエンスの前でキリンのマリウスを殺害し、胴体を切り分けてライオンに食べさせたのだ。学術目的の行為だと動物園は主張したが、社会はボイコットで動物園に答えた。
オーデンセの動物園は1930年のオープン。毎年50万人が来園する、フュン島観光の中心地。2013年には年間来園者数50万人超級で欧州最良の動物園に認定された。