報道によれば、ロシア側の提案のもとになるのは、通信衛星「ゴネツ(ロシア語で『飛脚』の意味)」システムの刷新プロジェクトで、大変有望なものであるとの事だ。
「ロスコスモス」関係者は、新聞「イズヴェスチヤ]記者に次のように伝えた―
「現在、少なくとも48の人工衛星が、低い軌道上にある。衛星グループの性格は、インドのパートナーあるいは他のBRICS諸国の代表らの希望次第で、変える事ができる。
刷新された『ゴネツ』は、I ridium や OneWeb.といった衛星システムに比較し得るものだ。衛星間の通信ラインを利用する事によって、世界全体を網羅し、同時に、地球上のどこからもインターネットに高速でアクセスできるようになる。
会議の最初の非公開部分で『ゴネツ』の責任者であるドミトリイ・バカノフ氏が、新しいシステムについて報告するだろう。」
なお新聞報道では、バカノフ氏自身は、この件に関する取材でコメントを避けた。「ゴネツ」はもともと、軍事用の衛星通信システムで、コンパクトなデバイスから情報を送る、諜報活動支援用に開発されたものだ。