テロ組織メンバーらは10月19日、モスクワで逮捕された。「ヒズブ・ウト=タフリル」のメンバーらはモスクワでイスラム主義とロシア連邦内にカリフ制度のイスラム国家を建設する思想を広め、組織活動への参加者を募集していた。警察内の消息筋がロシアの報道機関に明らかにした。
消息筋は、逮捕者からは携帯電話8台、SIMカード10枚以上、ノートパソコン、タブレット、銀行カード数枚、偽造パスポート2冊が押収されている。このほか、急進主義的思想の書籍が多量に発見された。
「ヒズブ・ウト=タフリル」は一連の国ではテロ組織とみなされており、ロシアでは活動が禁止されている。同組織は以前、「IS(イスラム国)」と共同行動を取る構えを宣言していたが、公式的にはISに加入していない。