ロシアの学者ら「金星に生命が存在するかも知れない」

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金星の雲の上層は金星の地表ほど環境が厳しくなく、生命も存在する可能性がある。ロシア科学アカデミー会員で、ロシア科学アカデミー・ヴェルナツキー名称地質化学・分析化学研究所副所長のミハイル・マロフ氏が述べた。ロシアのマスコミが伝えた。

「金星に生命を探すというアイデアはある。しかし探す先は地表ではない。地表の熱い大気の中に生命の痕跡を見る熱狂派もいることはいるのだが、それよりずっと生命が見つかりやすそうなのは、雲の上層である。そこなら気温も気圧もずっと生命に好適だ」とマロフ氏。

今のところ太陽系内では、金星よりはるかに穏やかな環境をもつ天体においてさえ、生命は見つかっていない。

金星の地表はなるほど、生命には厳しすぎる環境かもしれない。気圧は地球の92倍、気温は摂氏475度。なお、こうしたデータはソビエト連邦が「ヴェネラ(金星)」計画で打ち上げた宇宙機器によって最初に計測された。

同計画では合わせて16の宇宙機器が金星に打ち上げられた。うちの一つ、太陽系内のほかの惑星の地表写真を史上初めてに地球に送信した「ヴェネラ9」号は、22日で着陸40周年を迎える。

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