米カリフォルニア州パサディナのNASAジェット推進研究所では、地球物理学者のアンドレイ・ドネラン氏をリーダーに、2014年にラハブラで起きた地震を研究した。この地震で地殻の緊張は幾分緩和されたものの、依然としてマグニチュード6.1~6.3の地震を起こすに十分なほど多量のエネルギーが蓄積しているという。
研究チームはロサンゼルスから半径100kmの範囲で地震が起きる可能性を調べた。それによれば、震度5以上の地震が3年以内に発生する可能性は99.9%である。
米地質調査所はNASAの予測に反対している。地質調査所によれば、2018年までにロサンゼルスで地震が起きる可能性は85%に過ぎない。しかしこれもかなり不安な数字ではある。市当局がどのような措置を講じるのかは不明。
NASAはレーダーやナビゲーション機器から得られた情報をもとに、地質調査所は断層地図とコンピュータモデリングをもとに予測を立てる。