この兵隊フィギュアは、顔や髪形などがシュヴァインシュタイガー選手にそっくりな上に、「バスティアン」と名付けられている。フィギュアの価格は、108ユーロ。誰でも買うことができる。
#MUFC's Schweinsteiger sues Chinese toymaker over lookalike Nazi doll named 'Bastian' https://t.co/fCbCjTSNf4 pic.twitter.com/IvvCt5Kyox
— Standard Sport (@standardsport) 22 октября 2015
「DiD」社の社長は、兵隊フィギュアがシュヴァインシュタイガー選手に似ていることを否定していない。社長は、シュヴァインシュタイガー選手は典型的なドイツ人だ、との考えを表している。テレビ「ロシア24」が伝えた。
「DiD」社の社長は、次のように語っているー
「私たちはサッカー選手のフィギュアは販売していません。これは単なる偶然です。私たちは、ドイツ人はみんなこのような顔をしているのではないかと思っています。また『バスティアン』は、ドイツの一般的な名前です」。
しかし、この説明ではシュヴァインシュタイガー選手を納得させることはできず、同氏の代表者は、「DiD」社に対する訴訟を準備していると発表した。シュヴァインシュタイガー選手の弁護士の一人は、次のように語った―
「これはシュヴァインシュタイガー氏に対する明らかな権利侵害だ。同氏をナチスのシンボルマークだったハーケンクロイツをつけたヒトラー時代のドイツ国防軍兵士のモデルにすることは、侮辱かつ中傷である」。
英ガーディアン紙によると、このようなケースで原告が勝った場合、原告は被告から「6桁額」の賠償金を受け取ることが可能だという。
なお「DiD」社は、俳優のジョニー・デップさんにそっくりな、シカゴのギャング・フィギュアも販売している。