「債務上限の達成まであと2週間。米国はこの4年で3度目の債務不履行の危機を迎えている。リュー財務大臣によれば、債務不履行は壊滅的な事態をもたらす」とFT。
米国は11月3日に国債の上限を突破する見込み。米国の抱える現在、国債は18兆1000億ドル。議会が上限を引き上げるか、上限に達するのを先送りするかしなければ、デフォルトは避けられない。
しかし今のところ、上下院ともに、しかるべき法案を提出していない。
ほとんどの投資家・アナリストが、議会はデフォルトを回避させることが出来るだろうと見ているが、債務上限達成の引き上げ予測そのものが既に証券市場に影響を及ぼしている。
2011年と2013年にも債務不履行の危機があったが、議会は最終的にそれを回避した。2011年の危機では米国の信用格付けが引き下げられ、2013年の危機では公務員数十万人が業務を停止し、政府機能が停止した。