亡くなったのは特務部隊の兵士で、人質解放作戦の際に「IS{イスラム国)」戦闘員らにより殺害された。一方米国のカーター国防長官は「こうした地上作戦が中止されることはない」と言明した。
カーター国防長官は、次のように述べている―
「人質救出作戦のような場合、何かできるのは我々だけだ。作戦に向け、私は完全に用意ができている。こうした急襲作戦には、大きな意義がある。今後も我々は、そうした作戦を続けるだろう。」
カーター長官のこの発言は、米国軍は、これ以上、イラクでの軍事作戦に巻き込まれないだろうとの声明が多数出された後、なされたものだ。
オバマ大統領は「今日示された命令は、イラクへの陸上部隊派遣を求めるものではなく、新たな地上作戦を認めるものでもない」と述べている。
又ケリー国務長官は「もちろん我々には、イラクに戻る計画はないし、陸上部隊を送るつもりもない」とコメントした。
当然ながら、カーター国務長官の発言は、イラクでの作戦に米国軍が自主的に参加する規模について、多くの疑問を生んだ。そうした疑問の中には「米国は恐らく、イラクやシリア、そしてアフガニスタン領内で、何らかの新しいタイプのハイブリッド戦争を行うつもりなのでは?というものも」も含まれている。しかし現時点では、分かっていることより、明らかに疑問点のほうが多い。