10カ国22人の専門家からなる作業グループは26日、過去20年間に行われた肉と肉製品の摂取が、人間の様々な種類のがんの発症に与える影響に関する約800の研究論文を調査した結果を発表した。専門家たちは、この調査結果が、各国の政府が肉の摂取のリスクとポジティブな効果を比較し、適切な食生活を推奨する助けになると考えている。
専門家たちは特に、牛肉、仔牛肉、豚肉、羊肉、仔羊肉、馬肉、ヤギ肉などを毎日摂取した場合にがんが発病する可能性があり、大腸がん、前立腺がん、すい臓がんを促進する可能性が高まると指摘している。
またソーセージ、ハム、コンビーフ、缶詰などの加工肉の摂取は、がんを発症させる可能性があり、がんを促進させることが科学的に証明されている。特に毎日50グラムの加工肉を摂取した場合、大腸がんを患う可能性が18パーセント高まるという。