沿海地方は右ハンドルの日本車がロシアへと運ばれるゲートとなっている。ロシアでは以前、右ハンドル車を禁止すべきかどうかをめぐって多くの議論がなされたが、2014年、セルゲイ・イヴァノフ大統領府長官はロシアは日本車の輸入禁止を行なう構えはないかわりに、極東での「左ハンドル」車生産を組織する観点から、日本車の占める割合を縮小する構えを表した。
市の発表によれば、「市政府内ではウラジオストク市長付属文化芸術評議会の会議が開かれ、プシカリョフ市長および評議会メンバーは沿海地方の首都に一連の記念碑および彫刻を建立すること話し合った。そのなかで市民グループから『右ハンドル』の記念碑を建立してはどうかとの発案がなされた。」
評議会の会議でアナトーリー・メリニク・ウラジオストク市長補佐は、「右ハンドルはひとつのエポックであり、これはウラジオストク独特の現象だ。このほかに捕鯨者の記念碑を建てる案も出されている。この職業の意義は一様ではないが、これもまた我々の歴史には違いない」と語っている。