エルニーニョ現象とは、太平洋の熱帯地方の水面温度が定期的に上昇する現象である。
今年のエルニーニョはチリの砂漠部に大量の降雨をもたらした。結果、いま砂漠は今年2度目の開花期を迎えている。色とりどりの花のじゅうたんが拡がっている。
学者らによれば、この数か月、アタカマに多量の降雨があったことが、この稀少な現象の原因である。「今年は特別だった。この40年、いや50年で最も顕著な降水量が見られた」とアタカマ大のラウル・セスペデス教授。アルゼンチンの「ラ・ナシオン」が伝えた。
地元観光局は思わぬ臨時収入を受け取っている。花咲く砂漠をこの目で見ようと、観光客が実に平年の4割も増大している。