米国が原爆を投下してから70年となる今年の会議には、世界中から科学者たちが参加している。パグウォッシュ会議が日本で開かれるのは3回目で、長崎で開催されるのは今回が初めて。これまでの2回は、広島で開かれた。
第61回目となる今回の会議は11月5日まで開かれ、ロシアを含む40カ国から200人以上の科学者たちが参加する。会議には、イランのサレヒ副大統領兼原子力庁長官も出席する予定だという。
科学者たちは、核兵器が人間の日常生活に与える影響や、核兵器廃絶への道、また原子力の平和利用のリスクなどについて話し合う。
2011年3月に福島第1原発で事故が発生し、反原発気運が高まった日本にとって、これは極めて重要なテーマだ。なお会議を総括して、宣言に署名がなされる見込み。