中国の習国家主席と馬英九(ば えいきゅう、マー・インチウ)総統は中立的な領域であるシンガポールで会談を行うことで合意した。会談の主要テーマは台湾と中国を隔てる海峡の状況について。台湾の総統報道官は、馬総統は会談で現状維持につとめると強調している。
会談では文書の調印もなく、公式声明も表されない。台湾の野党はこの会談に不満を表しているが、中国側では何のコメントも表されていない。米国務省はこれを両国関係の進展と評価し、支持を表している。
中国の法律では台湾は中国の一省だが、1949年、台湾は事実上の独立国となった。2014年、両国史上初めて中国高官が台湾を訪問している。