第1号となる証明書を受け取ったのは、東小雪さんと増原裕子さん。なお渋谷区によると、5日に交付を受けたのは1組だけで、今のところ他のカップルからの申請はないという。
東さんと増原さんは、LGBT(性的少数者)活動家として日本で良く知られている。日本では同性婚が法的に認められていないが、渋谷区が交付を開始した「パートナーシップ証明書」は、渋谷区内における病院での面会や、住居の賃貸契約などの場面で効力を発揮するという。同性カップルは、住居の賃貸契約を不動産業者から断られたり、病院でも家族ではないとして面会を断られるケースがある。しかし「パートナーシップ証明書」があれば、多くの問題が解決される。パートナーシップ制度に違反した場合、事業者名が公表されるという。
なお「パートナーシップ証明書」は、婚姻に関する証明書とは違い、法的拘束力はない。