報道官は、次のように語ったー
「正直に言えば、英国政府がエジプト上空で何があったのかを明らかにできる何らかの情報を持っていると認識することは、我々を当惑させる。これは、もしこの情報があるとすれば、(英国の外相が発表したということは、その情報があるということだが)、この情報を誰もロシア側に渡さなかったということだ」。テレビ「ロシア24」が報じた。
また報道官は、この情報を発表したのが専門家ではなく、英国の外相であったことに驚きを表し、事件原因に関する公式情報を持っている国に対して、情報の提供を求めた。
なお、英国政府がロシアと事件原因の解明につながる情報を共有しなかった理由について英国外務省側はリア・ノーヴォスチ通信に対して、自国民の安全保障を重視したとコメントしている。
ザハロワ報道官は、英国のキャメロン首相とハモンド外相が、自分たちにとっては英国市民の安全保障が何よりも重要だと語ったことを指摘した。
4日、英国政府は、ロシア機墜落事故について、様々なソースから入手した情報は、機内にあった爆発装置が事件原因であった可能性が「かなり高い」ことを物語っていると発表した。
これに関連して英国は、安全対策を強化するために、エジプトのシャルム・エル・シェイク行きの航空便の運航を全て停止し、同地からの航空便の運航も全て見合わせたほか、エジプトへの渡航情報も変更した。