旅客機はトムソン社のものだった。飛行中のミサイルが発見され、着陸の際に非常措置を取ることを余儀なくされた。デイリーメールによれば、パイロットはコースを変更し、ミサイルを左に避けた。このとき、ミサイルと機体の距離はわずか300mほどだった。
乗員5人のみがこの件を関知していた。のち、ミサイルはエジプト軍が演習の際に発射したものと判明。乗客らにはあえてこのことは知らされなかった。パニックを防ぐためだ。
英運輸省もこの情報が事実であることを確認している。
10月31日、ソビエト時代から今日までを通じて最大の航空機事故があった。「コガルィムアヴィア」社のエアバスA321型機がシャルムエルシェイクからサンクトペテルブルクへ向かう途中、シナイ半島に墜落、乗員217人、乗客7人が全員死亡した。