安楽死合法化法案の起草者の一人、レナテ・キュナスト氏は、「商業安楽死に罰を科すことにより、医師らに司直の手が及ぶ深刻な危険がもたらされる」としている。
ドイツには市民の人生からの退場を助ける組織が複数あり、かれらも議会の決定を批判している。「我々は失望している。他に出口を見出せない人にパニックが生じる恐れがある」と「シュテルプヒルフェ・ドイチュランド」ドイツ支社のマリー=クレール・シュタルマン氏は語っている。
人生からの退場を望むドイツ人はふつう、死活的に重要な薬の投与を拒む「消極的安楽死」によって死を選ぶ。しかし、「シュテルプヒルフェ・ドイチュランド」を含むいくつかの団体は、希望者をスイスに搬送し、そこでプロの手にかかって人生から退場する。