バルシリー氏は、「カナディアン・プレス」のインタビューで、次のように語った‐
「私は実際に、これ(TPPへの署名)は、カナダのスティーブン・ハーパー政権の最悪の行動だったと考えている。私は、10年後に私たちがこの署名をカナダの外交政策史における最悪の決断だったと呼ぶようになると思っている」。
バルシリー氏は、TPPが常にカナダを米国の経済利益と結びつけ、カナダ企業の展望に悪影響を及ぼす恐れがあるとの見方を示している。バルシリー氏は特に、カナダ企業が自分たちの研究を行わず、米国のイノベーション製品の使用に対して支払いを義務付けられることを懸念している。
そして何よりも重要なのは、TPPから撤退することはすでにできないということだ。
バルシリー氏は、「私は、我々の企業関係者たちは、全てのカナダ人と、我々のイノベーションの未来を導いたと思っている。米国は私たちをただ騙しただけだ」と指摘した。