JOGMECは7月、東シベリアのイグリャニンスク鉱区での石油開発に関する「ガスプロム・ネフチ」との共同プロジェクトを継続しないことを決めた。
河野理事長は、経済的な理由からプロジェクトから撤退したものの、他のプロジェクトで協力する可能性ついて協議していると語った。なお河野氏は、プロジェクトの具体的な場所については明らかにしなかった。JOGMECのアサワ・サトシ氏によると、東シベリアだけでなく、ロシア全土のプロジェクトについて検討されているという。
「ガスプロム・ネフチ」とJOGMECは、2012年から東シベリアのチョンスキー・プロジェクトのグリャニンスク鉱区で地質調査を行っていた。
「ガスプロム・ネフチ」のワジム・ヤコヴレフ第一副社長は4月、記者団に、JOGMECは2015年上半期末までチョンスキー・プロジェクトへの参加について「ガスプロム・ネフチ」と交渉する独占権を保持していると語っていた。