英国では、2017年末までにEU離脱・残留を問う国民投票が実施される見込み。
キャメロン首相は10日、基調演説で次のように述べた―
「もしEUが改革に賛成するならば、私は心からEU残留を支持する活動を行うだろう。なぜならこれが我々の国家利益であることは明確だからだ。しかし、私たちがそのような合意に達しなかった場合、私が懸念するように、英国が提起した問題が無回答のまま残されるとしたら、その時、我々は、EUに居続けるべきなのかについて再び考えることになる。以前も述べたように、私はいかなる案も排除していない」。
欧州諸国のリーダーと、EUのリーダーたちによる一対一の公式協議は、キャメロン首相が欧州理事会のトゥスク議長に書簡を送ってから1週間後に始まる見込み。
キャメロン首相は10日、英国のEU加盟条件を変える活動を正式に開始すると発表し、英国がEUとの交渉で提示する4つの要求を明らかにした。キャメロン首相は、英国とユーロ圏外の他の国々の単一市場の保護、より競争力のあるEUの構築、「より緊密」な動きに向けたプロセスからの英国の解放、また労働者としてEUへ訪れる移民に特権を付与することを止めるよう求めた。