先に、ロシアのペスコフ大統領報道官は記者団に、サウジアラビア国王の訪問について調整が進められており、外交ルートを通じて合意されつつあると発表した。
また「ヴェドモスチ」紙は、次のように報じた―
「サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王が11月末にモスクワを訪問する可能性がある。国王の訪問に向けて、100億ドル相当のロシア製兵器をサウジアラビアへ供給するための契約書の準備がすでに進められている」。
「ヴェドモスチ」紙は、モスクワ郊外で開催された軍事技術フォーラム「アルミヤ2015」と、ペテルブルグ経済フォーラムに訪れたサウジアラビアのサルマーン国防相が、移動式戦術ミサイル複合体「イスカンデル」に関心を示したと報じた。
先に「ロスオボロンエクスポルト」のイサイキン総責任者は、リア・ノーヴォスチ通信に、同社がペルシャ湾岸諸国を軍事・技術協力分野における将来性あるパートナーとして考えていることを明らかにした。またイサイキン氏は、ペルシャ湾岸諸国が現在、欧州製、米国製、あるいはロシア製の技術の中で、自分たちの軍にとって最も需要があるのはどれかについて評価していると語った。