韓国人1人当たりの麺類の年間消費量は13.3キロで、このうち即席麺が69%で最多。即席麺1袋(1カップ)当たりを平均120グラムとして換算すると、1人当たり約76食となる計算だ。
1人当たりの消費量が2番目に多かったのはベトナムで55.1食。次いでインドネシアが52.8食、タイが45.3食となり、韓国が2位以下を引き離した。
即席麺の小売り市場の規模は1兆9000億ウォン(約2020億円)で、このうち量販店が25%を占めた。
即席麺の消費が多い理由について農林畜産食品部は、単身世帯の急増により簡単に食べられる食品を好む消費者が増えているためと分析している。
今年は太麺やパスタのような食感のラーメンなど、麺のこしを強調した即席麺が相次ぎ発売された。これまで主流だった赤いスープや白いスープに加え、スープのない即席麺も登場した。
また、即席麺の輸出も好調だ。韓国の麺類全体の輸出額は昨年3億2000万ドル(約400億円)で、このうち即席麺は65.1%を占めた。