シュピーゲル誌は「ロシアとEUの制裁はすでに1年にわたり制裁を引き伸ばしており、ロシア、ドイツのビジネスマンらは貿易戦争に終止符を打つよう呼びかけている」と書いている。対露制裁の「終わりを開始」すべきだとは、東方委員会の委員長でドイツ人エコノミストのエクハード・コーデス氏も呼びかけている。
コーデス氏はハンデルスブラット紙からのインタビューに対し、「制裁で政治的問題は解決できない」と語り、欧州とロシアは「戦略的に互いに結びついている」と指摘した。コーデス氏は、こうした制限を加える政策がすでに「独経済に深い傷」を残しているとし、例として2015年末までには独露貿易取引高はほぼ2分の1に縮小されそうなことを明らかにしている。
今週これより前、ハンデルスブラット紙はEU指導部内の消息筋からの情報として、EUが12月に対露制裁をさらに半年延長する構えであると報じた。制裁延長の決定は12月17-18日に予定のEU公式サミットで採択される可能性がある。