「プーチン大統領はもう数か月間にわたってこのことを主張し続けている。移民問題にぎりぎりの段階まで突き当たっているEUは、IS(イスラム国)というガンを根絶する目的で、国連の庇護のもとに軍事介入を行うためにロシア、米国、中国との連合軍の創設に協力すべきだ。」
ベルルスコーニ氏はイタリア国営放送の「ライ1(Rai 1)」からのインタビューにこうした声明を表した。
「残念ながら西側社会にはリーダーシップが欠けている。我々は力と能力に欠ける人間だの手の内にある。彼らは国境管理を行う必要性があったことすら理解していなかったのだ。」
13日金曜、パリでは連続テロ事件が発生。10区にあるレストランで不審者がいきなり発砲し、サッカーの独仏戦が行われ、オランド仏大統領も観戦していた「スタド・デ・フランス」スタジアムのすぐそばで3度の爆発が発生したほか、11区のバタクラン劇場のコンサート会場ではテロリストらが人質を取って立てこもった。
パリのテロでは129人が死亡、252人が負傷となっていた。99人が危篤とのことだった。
一連のテロについて「イスラム国(IS)」(ロシアでは活動を禁止されている)が犯行声明を出している。