「『IS(イスラム国)』の人間が難民を装って欧州に向かっているというデーターは我々のもとにはない。我々が握っている情報では、他の諸国からの人間がISに合流している。欧州でテロを行っているのはここに住んでいる人間、つまり武装戦闘員が雇った社会のアウトサイダーたちのことだ。欧州に安全を求めてやってくる人々は欧州の安全を壊そうと思って来るのではない。欧州に向かうテロリストらが単にここに来るためにこんな危険な方法を使うとは思わない。」
フレミング広報官は難民を装ったテロリストの欧州潜入を「完全に排除する」ことも不可能だと認めた。「まさにこのために難民認定申請書の見直し作業が行われている」と広報官。
このほかにフレミング広報官は、ISに合流しようとシリアに向かった外国人の数がおよそ3万人に達していることを指摘。
「テロリストには資金がある。彼らは自分の命の危険を冒し、欧州に入るための地中海をボートで渡る必要性はない。」フレミング広報官は、「ここに来たのはテロリストや原理主義者らから逃げてきた人たちだ。こういう者らを我々は恐れているし、難民らも同じく恐れている」と語っている。