「これだけ複雑な問題を今、どうして犠牲にできるのか、私には驚きだ。これは本質的には人類全体の関心ではないか。なぜならこれはテロに対する戦争であり、文明世界全体に対して宣戦が布告されたからだ。だからこの状況では合意しなければならない。これは誰に有利か、ロシアと手を組んでやるか、それともロシア人は正しくない態度をとっているから組まないでおこうかなどとあれこれ考えている場合ではない。 」メドヴェージェフ首相は19日、記者団を前にしてこう語った。
「こういう議論は私には成熟の足りない、ふまじめなものに思える。だが今起きていることから、我々のパートナーらの態度が変化し、中東のテロを根絶し、現象としての『IS(イスラム国)』の殲滅に関心をもつあらゆる国をひとつにした広範な反テロ連合軍が形成されるようになることを期待している。」
メドヴェージェフ首相は、現在、「IS(イスラム国)」が本質的にテロのインターナショナルであり、文明世界全体を脅威に陥れていることは明白だと語った。