パリ「ミルポル2015」展示会で露国防輸出社がテロ対策を討議

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パリで国際展示会「ミリポル2015」に参加している露国防輸出社(ロスオボロンエクスポルト)は、パリ連続テロ事件の発生後、テロ対策について欧州諸国と交渉を行っている。露国防輸出社代表団の団長を務める、安全保障課のヴァレーリーヴァルラモフ課長は記者団に対して明らかにした。

ヴァルラモフ団長は、「ここ最近の出来事は誰もロシアを抜きにしては立ち行かないことを知らしめている。一定の経験を持つことが欠かせない。その経験をロシアは有している」として、次のように語っている。

「 もちろんこの展示会のテーマは今までにないほどアクチュアルだろう。展示会ホールは前回より広い。それにイベントの充実度も違う。ここにはサンプルをもってきているが、購買者のほうが多くて、ここでは中東、アジア諸国とより多くのマーケティング作業を行っている。パリではライバルも出典しており、彼らとも作業を行っている。他の展示会でも顔を合わせるので。今回、パリの展示会には最新の機器を持ってきた。」

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過去15年で露国防輸出社は世界115カ国に総額1160億ドルの武器を輸出してきた。ヴァルラモフ氏は、ロシアきっての武器輸出社は達成にあぐらをかいて、歩みを止めることはないとしてさらに次のように語っている。

「競争力の高い方向性はわが社には少なくない。この場でデモンストレーションしているなかに『安全都市』プロジェクトがあるが、これはわが社の展示物のなかでも一番の売りで、安全に対する複合的、体系的アプローチが示されている。『安全都市』はすでに外国のパートナーの間で用いられている。このほか特務機関や治安維持機関用の武器が数種類展示されている。他の外国の出している機器も見て、最後に帰結を出す計画だ。」

安全手段、システムを紹介する国際展示会「ミリポリ2015」は11月17日から20日までパリで開催されている。フォーラム組織者らはパリ連続テロ事件を受け、展示会参加者、訪問者の安全管理策が拡大されていることを明らかにした。ロシア連邦軍事機器協力庁の発表では、展示会に参加したロシア企業は13社。露国防輸出社はテロ事件にもかかわらず代表団の派遣を取り消さず、警備を強化して向かうことを明らかにしていた。

フォーラムは1984年から仏内務省の庇護でスタート。展示会のテーマは自動車による輸送手段、無人、有人航空機、人物監視、管理、特定システム、通信手段、盗聴用機器、盗聴防止機器、武器、弾薬、ユニフォームのサンプルなど。

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