共同通信によれば、見つかった木造ボートは三隻で、うち二隻は金曜日に沖合いで転覆しているところを発見された。そのうちの一隻に4人の遺体があった。そして今日、海上保安庁の職員らは、6人の遺体を載せた三隻目のボートを発見した。これで石川県輪島沖に漂着した木造船の中から見つかった遺体は、全部で10体となった。
ボートがどこの国のものかは特定できていないが、日本の沖合いでは北朝鮮の漁船も操業しており、嵐にあって船が沈没した船員が、日本側に救助されたり、日本海沿岸各県の海岸に流れ着いたりすることも少なくないことから、北朝鮮の漁民ではないか、あるいは韓国への亡命を決心した脱北者である可能性もあると見られている。