発足は形式的には日曜だが、宣言文調印国の政治、文化、経済協力の土壌は、たとえば地域の一部諸国間の関税障壁撤廃やビザ規則緩和などの形で、すでに部分的に機能している。
12月31日までに正式に共同体が形成される。そのあとで、メカニズムが完全稼働する。
もともとASEANは1967年、東南アジアの「非共産主義」5か国(タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン)の政治、経済的利益を守るために結成され、現在はこれにベトナム、ラオス、カンボジア、ブルネイ、ミャンマーが加わり、全10か国となっている。ASEANは地域統合をEUレベルにまで進めたい考えだ。