「もしウクライナ紛争が解決し、今後も種々の障害を克服でき、また、もしロシアがシリア紛争について今後もこれまで通り我々と解決に向けた努力を続けるならば、西側はもはやロシアを西側の主要大国間の恒常的議論から締め出すことに長期的利益は見ないだろうし、また見いだせるはずもない」と外相。
「もともとロシアを孤立させること、G8を長期的にG7とすることに関心はなかった」と外相。
G7は1998年にロシアが加わることで形式上G8となったが、事実上ロシアはこれより早くからこのフォーマットによる議論に参加していた。2014年、クリミアにおける出来事を背景に、諸国はソチで開かれる予定だったG8サミットに出席せず、ブリュッセルで集まった。ロシアは2014年、ちょうどG8の議長国を務めており、サミットはソチで開かれるはずだった。