研究チームが、透明な導電性ゲルを利用したところ、切られたバラは、ゲルを「喜んで」自分の茎や葉に吸い込み、数時間後にゲルは固まり、バラの内部で柔軟な導線上のものを形作った。
植物の中に溶け込んだ導線の素晴らしい特性のおかげで、電流は、植物に何の害を与えることなく、茎を通って流れることができる。
植物の中に溶け込んだ導線の素晴らしい特性のおかげで、電流は、植物に何の害を与えることなく、茎を通って流れることができる。
研究チームは、数百の様々な導電性物質を試し、ついにふさわしいものを見つけ出した。学者らの目的は、植物に物質を吸収させ、その後、凝固させ、植物内部の導線に変えることだった。学者らは、試験を重ねた結果、導電性プラスチックのように機能する透明な有機ポリマーを選んだ。この物質は、PEDOTと名づけられている。これはポリ3,4-エチレンジオキシチオフェンを縮めた名称だ。
このプロジェクトのリーダーを務めたエレニ・スタヴリニドウ(Eleni Stavrinidou).氏は、自分達の発見の実際的意義について、次のように強調している-「植物に統合され分配された電子工学的成果は、多くの分野で利用可能だ。例えば、光合成からエネルギーを得たりできるし、植物の遺伝子改変に代わるものとして使うこともできる。