ある石炭企業の消息筋は、新聞の取材の中で「ウクライナの消費者向けの、エネルギー用石炭もまたコークス(石炭を1000℃以上の高温炉で蒸し焼きにして得られる黒灰色で金属光沢のある多孔性の燃料)も、税関を通す事が出来ない」と述べた。なおこの事実は、関係者の間でも確認されている。
ウクライナ燃料エネルギー省に近い筋の情報では、現在、ウクライナ向け石炭のストックは200万トンで、この量は、ウクライナで必要とされる石炭のひと月分にも満たない。キエフ当局は、南アフリカから石炭を50万トン買い付ける意向だ。
一方昨日24日「ガスプロム」のミルレル社長は「ロシアは、ウクライナへのガスの供給も停止する可能性がある」と伝え「ウクライナによるガスの前払いが済んでいない」と指摘した。