アナリストらによると、これによってトルコの観光収入の約10パーセントの損失を被る可能性がある。
24日、ロシア外務省とロシア観光局は、トルコへの旅行を止めるよう勧告した。トルコの戦闘機がシリアとトルコの国境近くでロシアのスホイ24爆撃機をミサイルで撃墜した後、このような決定が下された。
ロシアの大手ツアーオペレーターの「テズ・ツアー」、「ナタリー・ツアー」、「ペガス・トゥリスチク」などは、トルコへのツアーを中止すると発表した。
世界観光機関によると、2014年のトルコの観光収入は960億ドルで、GDPの12パーセントを占めた。なおロシア人は、トルコを訪れる外国人観光客の中で、常に上位に位置している。
ロシア紙「ヴェドモスチ」によると、2014年にトルコを訪れたロシア人は448万人で、トルコを訪れた外国人観光客の12パーセントを占め、ドイツ(525万人)に次いで2位だった。2014年、ロシア人観光客のトルコのGDPに対する貢献度は0.5パーセントで、40億ドルだった。すなわち、ロシア人がトルコへ行かなくなったら、トルコは莫大な損害を被ることになる。