「(枕投げ)合戦には一度も公式的な許可が出されたことはなかったが、今回これを公式的に禁じるとともに、全ての学部、人間、指導者、ウェストポイントの全員が、枕投げ合戦は二度と行ってはならないことを明確に理解するため、我々はしかるべき策を講じる。」
ウェストポイントはこれまでの声明で、負傷者を出した8月の事件以降、毎年恒例の枕投げを禁じる意向はないとしてきた。
9月初め、ニューヨークタイムズ紙は、8月30日の枕投げ合戦で30人の負傷者が出たと報じた。
枕投げに参加した生徒の数名が合戦に周到に準備し、自分の武器、つまり枕をより強固なこのにしようと、その中に硬いものを入れていたことが発覚した。しかも防御用ヘルメットを被る代わりにそれを枕カバーに隠した生徒もいた。
ウェストポイントでは毎年8月、枕投げ合戦が行われてきた。これは厳しい夏季軍事訓練を終えた訓練生のガス抜きのために催されてきたものであり、訓練学校に入学したばかりの生徒らが親交を暖める場だとされてきた。