パリには29日、ロシアのプーチン大統領、ドイツのメルケル首相、米国のオバマ大統領など、各国の首脳らが到着する。なお会議には、代表団、ジャーナリスト、非営利団体、オブザーバーなど4万人が参加する。
会議の公式目標は、地球温暖化対策。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長によると、世界の温室効果ガスの排出量およそ90パーセントを占める166カ国が、温暖化に関する自国の行動計画を提出したという。
一方で、恐らく国際社会は、温暖化問題よりも、会議の一部の参加者らの協議により大きな関心を示していると思われる。特に会議の場では、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が会談する可能性がある。先にロシアのペスコフ大統領報道官は、トルコのリーダーから、パリでウラジーミル・プーチン大統領と会談することについて問い合わせがあったことを明らかにした。なお現時点では、露土首脳会談が開かれるかどうかは不明。