報道によると、ベルギー市民およそ945人が「IS」と関係を持っており、シリア紛争に参加あるいはそれと関連しているという。なおベルギーのマスコミが政府機関筋の情報として伝えたところによると、彼らは難民ではなく、完全な権利を有するEU市民だとされている。米情報機関によると、ベルギーを含むEU加盟国10カ国以上の3000人の市民が、ISと関係を持っている。なおEU市民が米国に入国する際にビザは必要なく、航空券があれば十分だ。
メディア評論家のライオネル氏は、次のように語っている-
「もし私が皆さんに、彼はシリアから来た!あるいはサウジアラビア、またイラクから来た!と言ったら、恐ろしく感じるだろう。でも、もし『ベルギーから来た』と言ったら?『それがなに?ベルギーはワッフルとチョコレートでしょ』となるだろう。私は真剣だ。ベルギーは人々の中でテロリズムと関連付けられていない。人々に、テロリズムは姿を隠し、カモフラージュしていることを説明する必要がある。今、潜在的なテロリストは、過激思想の影響下にあるベルギー人であると説明して欲しい!メディアは、一般の人たちに、地理についても歴史についてもその全体像を伝えることはない」。