イランのIRNA通信が発表した欧米の若者向け演説で、ハメネイ師は、「現在テロリズムは共通の懸案だ」と述べ、「アルカイダやタリバン、そしてそれらの最悪の継承者の創設、給餌、武装について、米国がどのような役割を演じたか、今や知らない人のほうが少ない」と強調した。
「数え切れない犠牲をだしたイスラム世界に対する近年の武装侵略により、欧米の矛盾した論理が再び明らかになった。侵略を受けた国は人命を失うばかりか、経済・産業インフラを奪われ、成長と発展への動きはやみ、または、ある場合には数十年も逆行させられた」とハメネイ師。
書簡によれば、「欧米の政策にダブルスタンダードが君臨し、また、テロリストらがその強大な庇護者によって善玉と悪玉に分類され、政府の利益が人間的価値とモラルの上位に置かれる限り、暴力の源泉がこのほかにどこに存するかなど、探すことを試みる必要さえない」。