通信社ブルームバーグによると、2015年8月および9月の世界的な株価急落などが原因だという。
ブルームバーグは、「年金積立金管理運用独立行政法人」の収益率は約5.6パーセントマイナスとなり、2008年4月以降で最悪の数値だと指摘している。
日本株式と外国株式で主な損失が出て、外国債券はおよそマイナス20億ドルだった。なお国内債券は約25億ドルの収益をもたらした。
「年金積立金管理運用独立行政法人」は、約1兆1000億ドルの運用資産を持つ、世界最大規模の年金基金。
ブルームバーグは、ノルウェーのソブリン・ウエルス・ファンドも2015年第3四半期に、資産の4.9パーセント失ったと報じた。