北欧および西欧向けのサウジアラビア産原油は来年1月から1バレルあたり0.4-0・7ドル引き上げられる。地中海諸国向けの原油も1バレルあたり0.1-0.8ドル引き上げとなる。
一方で米国向けの「アラビアン・エクストラ・ライト」原油を除く全油種の原油は、1バレルあたり0.3ドル引き下げられる。「アラビアン・エクストラ・ライト」は、1バレルあたり0.7ドルの引き下げとなる。
その結果12月の最も「軽い」原油価格は、マーズ原油、ポセイドン原油、サザン・グリーンキャニオン原油の平均価格インデックス「ASCI」よりも、1バレルあたり2.85ドル高くなる。通信社ブルームバーグが報じた。
なおアジア向けのサウジアラビア産原油の価格も1月から主に引き上げられる。なお、引き下げられる原油もある。引き上げ幅が最も大きいのは「スーパーライト」原油で、オマーンやドバイ産原油の平均価格よりも2.9ドル高くなる。