警察発表では、スウェーデン市民300人がテロ組織「イスラム国(IS)」に参加するため、既にイラク・シリアに渡航している。
テロリストらのためのトレーニングプログラムに参加する者は2年の自由剥奪刑に処せられ、重い犯罪を既に犯した人は最大6年収監される可能性がある。
スウェーデン法務相モルガン・ヨハンソン氏は、その種の犯罪を分類するために、様々な技術的方法、また盗聴機や電話傍受システム、監視カメラなど秘密の監視方法が使用される、と述べている。
しかし現時点で、現実はスウェーデン当局の声明を一致していない。ISに共鳴する市民がテロリストらの一員として闘うために無障害に国外渡航し、そればかりか快適に、高価な財産を保障されたままで渡航できるという状態で、そもそもすばやく、また根本的な形で状況を変えられるのか、疑問だ。しかもその渡航者は、自分の資金を持つことさえなく、たとえば強力な自動車をクレジットで手に入れて渡航するのである。
これについてはダゲンス・ニヘテル、フリア・ディデルといった新聞が報じている。
警察発表では、スウェーデンの自動車2台が先日、シリア・トルコ国境付近で発見された。それは強力なエンジンを積んだ四輪駆動車であり、人員や大量の武器、たとえば榴弾砲を運んでいた可能性がある。