ABCニュースは、米企業シー・サーチ・アーマダの推定によると、銀の価格が下落したことを考慮しても、「サンホセ」号に積まれている財宝の価格は、およそ30億ドルになる可能性があるという。
「サンホセ」号の発見が発表されたのは5日。冒険家たちは数十年にわたって「サンホセ」号を探しいていたが、この度ついに発見された。「サンホセ」号を特徴付ける銅製の大砲に刻まれていたイルカが、特定のキーポイントとなった。
専門家たちによると、「サンホセ」号は11月27日に、今まで一度も調査が行われたことのない海域で発見された。なお調査中に、少なくとも大型の船5隻の破片が発見された。
スペインの船「サンホセ」号は、財宝を積んだ船を奪おうとする英国艦隊との戦いの末、スペイン継承戦争が行われていた1708年にコロンビアのカリブ海沖のロサリオ諸島の近くで沈没した。「サンホセ」号は、スペイン艦隊の旗艦で、金銀、財宝を植民地からスペイン王フェリペ5世のもとへ運んでいた。
なお沈没により、600人いた乗組員のうち、わずか数人の船員しか助からなかった。