シムシェク副首相は「最悪のシナリオでは、損失は90億ドルだ。ロシアとの関係緊張化による損失は、GDP(国内総生産)の約0,3-0,4%に相当する」と指摘し、次のように続けたー
「今年10月からでも、トルコの対ロシア輸出は30-40%減った。来年は、より深刻な脅威がトルコを襲うだろう。ロシア人観光客の数が減り、エネルギー部門でのトルコの状態はロシアに左右されるからだ。」
ロシアとトルコの関係は、トルコ軍機がスホイ24爆撃機をシリア-トルコ国境付近で撃墜した後、悪化した。プーチン大統領は、こうしたトルコの行為を「背後から攻撃するようなもの(背信的)」と非難し、トルコに対する制裁措置導入を命じた。