BBCによると、コット氏は絵画を調査するためにユニークなカメラを使用し、情報の分析に10年以上を費やした。コット氏が復元を行った結果、別の肖像画が描かれていたことが分かったという。なお、この肖像画の人物は横を向いており、「モナ・リザ」のようなまっすぐ前を見た神秘的な眼差しはしていない。また隠された絵画には、神秘的な微笑みもないという。
なおコット氏の結論に全ての学者が賛同しているわけではない。ある学者は「世紀の発見」だとし、有名な「モナ・リザ」と別れを告げる時が来たと述べているが、他の学者たちは、「モナ・リザ」は永遠に「モナ・リザ」であり続けると主張している。
なお「モナ・リザ」を所蔵するルーブル美術館は、コット氏の発見に関する声明へのコメントを拒否したという。