「あと10年、こうした形でEUが存在しつづけるか、予見できる者は誰もいない。」シュルツ氏は脅威の対象についての具体的発言は避けたものの、発言の主要部分を占めていたのは今年欧州を襲った移民危機だった。
シュルツ氏はまた、EUには欧州プロジェクトとして代替案があり、それは「もちろん見直される」ものの、そうした場合は、国境の復活を主張する欧州のナショナリストらの立場が復権するだろうとの個人的見解を明らかにしている。
シュルツ氏は移民のような大きな問題には一国のみで取り組むことは不可能であり、EUの枠内でしか解決は不可能と語った。