8日午前7時の段階で、クリミアの全ての消費者に対するエネルギー供給は、完全な形で実行された。ウクライナからの電気の流入量は、104メガワットだった。
クリミアのエネルギー・システムは、一週間以上、絶縁された形で稼働していた。11月21日から22日にかけての深夜、ウクライナ南部の送電塔2基が破壊された後、クリミアへの電気エネルギーの供給は完全にストップしていたからだ。クリミアとセヴァストーポリには、非常事態が導入された。ウクライナ国内でクリミア封鎖を求める勢力は、損傷を受けた送電塔の修理を許さなかった。
12月2日、プーチン大統領は、クリミアを訪れ、ケルチ海峡を通じてクラスノダール地方からクリミアに至る「エネルギーブリッジ」第一期分のスタートを命じた。これにより、クリミアには230メガワットの電力が追加的に送られた。12月20日までには、さらに230メガワットの送電がなされる。「エネルギーブリッジ」の第二期分がスタートすれば、送電量を、800から840キロワットに増やすことができる。第二期分建設は、2016年夏までに完了する予定だ。