これは最近の事件を思い起こすだけで十分理解できる。12月6日、イエメンの港湾都市アデンで爆発の結果、市長が死亡。自爆テロ犯は地雷を積載したバスに乗り、知事を乗せた車列に突っ込んだ。この結果、アデン市長のジャファル・ムハメド・サアド氏およびサアド氏のボディーガード6人が犠牲になった。
こうした一方で武装戦闘員らは新たな攻撃を行うと威嚇している。しかもテロリストらは時間を無駄にすることはない。テロリストらはアフガン東部の交易都市ジェララバードに近い4地区を占拠した。ソーシャルネットに公開された写真からは、4地区の強奪作戦に1600人を下らぬジハード主義戦闘員が参加したことがわかる。この戦闘員らはかつて巨大な勢力を誇っていた「タリバン」よりもはるかに優れた武器で武装している。
このほか「ダーイシュ」はタリバンのリーダーを殺害したことを明らかにした。「ダーイシュ」はリビア北部の町シルトを掌握した。この町はわずか地中海を隔てて欧州に隣接している。シルトとそれに隣接する地域はおよそ5000人の武装戦闘員によって掌握されている。国連の予測ではリビアは「ダーイシュ」の拠点になる可能性がある。