博覧会と並行してロシアとベトナムのビジネス・フォーラムも開かれる。同フォーラムは2016年からベトナムとユーラシア経済連合の自由貿易圏が稼働することを受け、両国の新たなレベルでの協力をテーマとしている。ビジネス・フォーラムには、ロシアの大手企業ならびに中小企業およそ200社が参加する。またフォーラムの他に、ベトナムの経済産業省、国土交通省、農業省、保健省、教育訓練省とのテーマ別円卓会議も開かれる。
「エキスポ‐ロシア・ベトナム」を企画したのは、「ザルベジ・エキスポ」社。同社は15年前から外国でロシア企業を紹介する事業を行っている。今回のような博覧会は、中小企業にとって新たな市場に進出し、地域間貿易を発展させる良いチャンスだ。「ザルベジ・エキスポ」社の責任者ダヴィド・ヴァルタノフ氏は、私たちの博覧会や展覧会では常に、後に契約を結ぶ意向が記された膨大な数の議定書に署名がなされていると述べ、次のように語った‐
「私たちの博覧会が開催国のビジネス界の関心をひきつけるために、私たちは一生懸命に活動しています。結果が出ているのはそのためです。一つの博覧会の準備期間は1年半です。今回の博覧会を開くために、ベトナムの人々が関心を抱くものを紹介し、ロシア企業がしかるべき関係を構築するために、私たちは在ベトナム・ロシア大使館、対外経済関連機関、ロシアの大学を卒業したベトナム人たちと積極的に活動しました。私たちは博覧会の成功を信じています」。
「ザルベジ・エキスポ」社は、ベトナムでの第1回産業博覧会が閉幕した後すぐに別の博覧会の準備に取り掛かる。なお「スプートニク」のサイトでは、今年ハノイで紹介されるロシア企業の製品を紹介する予定。