ヤギのチムールは生餌としてトラの檻に入れられたが、トラのアムールはヤギの毅然とした態度に恐れをなしこれを食べようとはしなかった。ヤギはトラの寝床まで占拠したため、トラは寝床の小屋の屋根で眠らざるを得なくなった。
沿海地方のトラが、生餌用のヤギと友達になってしまった。https://t.co/uHKxSUHIMj このトラとヤギの友情は本能に勝っていると思いますか? https://t.co/xafKEa3A0g #トラ #ヤギ
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 11 декабря 2015
こうして2匹の奇妙な共同生活がスタートし、この間トラには他の生餌が与えられ続けているが、一緒にいるヤギにだけは襲い掛かろうとしていない。2匹は1月半の間、夜は別々に就寝し、昼間は一緒に公園内を散歩している。
同パークのミゼンツェフ園長は、「今までにすでにたくさんの訪問者がモスクワから、また他の地域からいらしています。たまたま通りかかったから寄ったのか、動物たちの友情を見ようとわざわざ来られたのかはわかりませんが、モスクワからのお客さんはここ最近ものすごく多くなりました。それに先日、ニューヨークからの団体さんがいらっしゃいました」と語っている。
園長いわく、数日内には中国からの団体客も来園の予定。
観光客らはトラとヤギの友情を見た記念となるようなお土産を買いたがるため、サファリパークではそうしたグッズを用意し始めた。