1993年12月12日、全国民による投票があり、有権者の54.8%にあたる5800万人が投票し、うちの58.4%にあたる3300万人弱が新憲法に賛成した。
これにより、国家財産に基づく統一経済システムをめぐる条項を含め、ソビエト時代の多くの条文が過去のものとなった。権力の分立が定められ、ロシア連邦の大統領が国の元首となることが決められた。また、憲法規範がロシア史上はじめて直接的な効力を持つことになった。つまり、あらゆる法律上の紛争について、他の法律でなく憲法規範に基づいて解決がなされるようになった。
憲法典の特別製本がロシア大統領府図書館に保管されており、大統領就任式に使われている。憲法には規定されていない現代ロシアの伝統である。