原田大使は、在ロシア日本大使館が、日本企業にとって敷居の低い存在になることに心を砕いてきた。「企業支援は在外公館の任務のひとつと位置づけられて久しい。在ロシア日本大使館は、世界の中でも最もアクセスしやすい館にしようとしてきたし、また、それに近づいてきたと思う」と述べた。また、原田大使はアップダウンの多い日露関係を「ジェットコースターに乗っているようなもの」と例え、「上がるときはゆっくりと上がり、下がるときは突然下がる。落ちるときは、落ちるスピードと落ち具合を最小限にするよう、ロシア政府と協力してきた」と述べた。日露関係は、2013年4月の安部総理ロシア訪問後の上昇機運に比べれば低迷感は否めないものの、最近は政治対話が頻繁に行われるようになってきているので、これが良いモメンタム(勢い)となって、来年につながってくれればとの期待感を示した。
「ジェットコースターみたい」原田大使、任期を振り返る
2015年12月14日, 09:31 (更新: 2022年4月27日, 22:07)
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原田親仁駐ロシア大使は10日、モスクワ・ジャパンクラブの歓送会に出席し、自身の任期を振り返った。4年半という在任期間は、歴代大使の中でも最長のグループに入る。